どこにでもいるような普通の一般人が、たまに自分用メモを書いてる。

帰省

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数年ぶりの田舎行きである。ラッシュ時期をはずしたのでそう混むこともないだろう。

小田原からの指定席が確保済み。
小田原までは小田急を使った方が圧倒的に安いので、当然小田急利用である。
日付が変わる前に着いた小田原は、未だ首都圏から出てはいないはずなのに、地方都市の様相を感じさせる。要するに、暗いんだ。

小田原駅 JR 改札周辺には、同じように小田原からムーンライトながらに乗ると思しき人の姿がちらほら。
日付が変わると有人改札に駅員が出てきて、指定券所持を確認してから18きっぷにスタンプを押すといった感じ。

改札フロアからホームに降りると、シャドウピッチング、シャドウバッティング、シャドウキャッチボールをやっているあやしいおっちゃんの姿。とりわけキャッチボールは、ボールを受け取った動作から始まる徹底ぶり。
写真撮影に余念がない鉄道マニアらしき人も数名。

さていざ到着したムーンライトながらに乗り込み、一晩お世話になる我が指定席を目指すと、フィリピン人あたりと思しきねえちゃん2人組が鎮座してやがる。
そこは俺の席だ、どきなさい、と言うと、同じ列の C 席が空いているのを指さしてそっちに座れと主張する。
ダメ、ダメ、そうはいかねえ、早々からえきねっとで A 席を指定してとった俺の席だ。
いざとなったら車掌も呼んで追い出すぞ、とやっていたらようやくどいた。どうもこの2人組、同じ列の通路を挟んだ B、C席のようだ。

一昨年の秋、特急しなので私の指定席に欧米系の外人が座っていたのを思い出した。
そのときも通路を挟んで逆の通路側席を使ってくれと言われたな。車掌を呼んであけさせたが、何のために指定席、それも窓側をとっているか、少しは想像する知性ぐらい働かせてもらいたいものだ。

さて朝。大垣ダッシュとやらを華麗に決めるためには、大垣到着前にデッキに出ている必要があるが、このねえちゃんらがいると出にくいなあ……と思っていたら2人組は岐阜で降りていった。こればかりは感謝(笑)。

大垣ダッシュはあっさり決まり、すんなり席を確保。
この時点で、時刻表を読み違えており、米原で新快速に乗り換えるには少しばかり待ち時間があると思いこんでいた。
ところが米原に着くと、向かいに新快速がいるではないか。もちろん乗り換え。大垣から乗ってきた電車より新快速の方が編成が長いので、端の車両に行くと、これまたあっさり窓側席確保。

当初の予定では上郡から智頭急行→因美線で鳥取に出るつもりだったが、時刻表を調べ直すと京都から素直に山陰本線でもそこそこ早く着くようだ。
というわけで京都で乗り換え。6両編成のうち後ろ4両は園部止まりというアナウンスだったので途中駅で前に移動。

乗客がかなり少なくなってきたので、ここでようやく朝食。前夜購入のおにぎり。
食べ始めると、周囲でも5、6人がガサガサとビニール袋の音をさせ始めた。みんなお腹すいてたんだね(笑)。
やがて車窓には舞い落ちる雪がちらほら。

福知山ではすぐ次の電車に、城崎温泉では30分ほど待ち、そして浜坂……と雪を見ながら順調に乗り継ぐ。
隣に新しい橋が建設途中の余部橋梁 (餘部鉄橋) も通った。餘部駅では鉄道マニアと思しき人々がぞろぞろ降りていった(笑)。
浜坂までは2両編成だったが、浜坂でついに単行登場。ほとんどの乗客が乗り継ぐので、単純に密度が倍である。とはいえまだ乗客全員が着席できる範囲。

久谷駅

写真は久谷駅 (たぶん)。東京じゃ滅多にこんな白い世界にはお目にかかれない。

鳥取からは快速とっとりライナーだが、これが高校生で混雑。なんとか座れたが、出遅れたら座れなかったなあ。
ここで単線の悲哀を存分に堪能。対向列車が遅れたおかげで、交換駅で待たねばならず、こっちも10分ほど遅延というわけ。
この遅延は終点米子までついに回復せず、米子で5分待ちのはずだった次の出雲市行きは先に出てしまっていた。
まあ田舎だからね、次の列車まで30分程度なら「すぐ」と言える範囲だろう(笑)。
待ち時間に立ち食いそばで空腹を満たす。
しかし米子駅、イーモバイル圏外かあ。

あとは無事に松江駅到着、徒歩で祖父母邸へ。

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