どこにでもいるような普通の一般人が、たまに自分用メモを書いてる。

SemoWeb 激安 VPS の3ヶ月レビュー

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SemoWeb の激安 VPS 契約後、約3ヶ月経過時点でのレビューを。

結論としては、正直避けた方がいい感じ。
当たりノードは快適普通だけど、ハズレノードは厳しい。これに尽きる。


前の記事で書いたとおり、ここは再販らしく、ノードごとの設定がばらばら。
技術者がその違いを吸収できない感じ。
ハズレは重いとか軽いとかそういうレベル以前にダメ。
まあ全体的に重くはない。特に軽くもないが。


当たりノード

3台契約した中の1台がロサンゼルスで、これは当たりだった。
地理的にも日本から使うにはフロリダより全然快適で、このノードは burstable じゃなく vswap な点もおいしい。
メモリを burstable 部分まで使ってしまってる場合、ホストノード全体でメモリが足りなくなると、OOM Killer で情け容赦なくプロセスが殺されるからだ。
また Debian 7 32bit イメージがちゃんと動く1
このノードだけは来年も契約更新を検討。


ハズレノード

ハズレノードのハズレ方にも違いがあって、2台ともフロリダ州オーランドだが収容ノードが別。

片方は SolusVM と同じノードで動いてて、これが最悪だった。
外部からの接続すべて、同じ IP アドレスから来てるように見える。
自宅から接続しようが、会社から接続しようが、はたまたどこか別のところから接続しようが、とにかく全部同じ IP アドレス……ホストの IP アドレスから来てるように見えるのだ。
これじゃ fail2ban や denyhosts は仕事ができないし、接続元 IP アドレスによるアクセス制限なんかは絶対に不可能。
サポートチケットを切っても、「OpenVZ じゃふつーです」みたいな回答が来る。今まで30社以上の OpenVZ VPS を使ってきた私の経験上、こんなことは初めてだけどね! ダメだこりゃ。
しかもこの記事を書いてる途中でアクセスしようとしたら、ホストごと落ちてた。SolusVM にもつながらない状況。
さっき SolusVM は復活したが、今度は VPS が起動しない。Boot ボタン押しても起動しない ;-(2

当たりノードの話で Debian 7 32bit イメージがちゃんと動くと書いたのは、ハズレノードでは動かないからだ。
ハズレノードでは、SolusVM の reinstall で Debian 7 32bit/64bit イメージを入れると、起動すらしない。
Debian 6 32bit (squeeze) イメージから自分で wheezy に dist-upgrade すれば、それは動く。

もう片方のハズレノードは、現時点での厳密にハズレな部分は Debian 7 イメージが動かないことぐらいだが、burstable の問題にモロ引っかかったので個人的トラウマ。
Lighttpd + FastCGI + PHP を動かしてて、php-cgi が OOM Killer に殺されたのである。
また、たまに SolusVM での reinstall がまともに動かないことがあった。


SolusVM で DNS 逆引きが設定できるようになったように見えるが、実際には設定されない。
結局サポートチケットを切る必要がある。
サポートの返事は結構早くて、そこらの国内業者は見習って欲しいレベルだが、返事だけ早くても問題が解決されなかったりで残念。


追記:

SolusVM ノードでは一度 Debian 7 32bit イメージが動くように設定してくれたのだが、今日のダウン時に以前の設定に戻ってしまったようだ。
おかげで SolusVM ノードの VPS (Debian 7 32bit を入れてた) が起動しなくなった。
副作用というか、見える接続元がおかしかった件が、正しい接続元が見えるようになった。
と思ったらやっぱりダメだった。初回の ssh だけなぜかちゃんと見えてた。わけわからん。

そんなわけでさっき Debian 6 32bit Minimal を reinstall して、今 dist-upgrade 中。
ぐだぐだだなあ。


  1. 普通動いて当然だが、後述。 ↩︎

  2. 原因判明。後述。 ↩︎

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