どこにでもいるような普通の一般人が、たまに自分用メモを書いてる。

CloudFlare で IPv6 VPS でも IPv4 でアクセス可能なウェブサイト

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VPS.me の無料 VPS は IPv6 アドレスしか提供されない。
でも CloudFlare という CDN サービスを併用すれば、IPv4 でアクセス可能なウェブサイトができちゃう。という話。

ユーザー登録やサイト登録は見ればわかると思うので割愛。

CloudFlare を使う場合、DNS を CloudFlare に担当させる。
重要なのは CloudFlare settings と DNS settings だ。

まず CloudFlare settings。
「Automatic IPv6」を「Full」にする。
標準では「Safe」で、この場合 ipv6 サブドメインについてのみ有効。今回の目的を満たすには「Full」が必要。

そして DNS settings。
CloudFlare を使う場合、CloudFlare の DNS を使う。なので最初に、今までの設定を移植する。
ここまではサイト登録の時点でやっていると思う。

A/AAAA レコードの場合、Active という列に雲アイコンが表示される。
灰色の雲迂回アイコン (Off CloudFlare) の場合、その A/AAAA は入力した IP アドレスを直接使う。
オレンジの雲を突っ切るアイコン (On CloudFlare) にすると、CloudFlare を経由したアクセスになる。
DNS を引くと、自分の IP アドレスではなく、CloudFlare の IP アドレスが返る。そこに name based のリバースプロキシが動作している、というわけ。

AAAA しかない FQDN でも CloudFlare 経由にさせることで、CloudFlare の CDN 用 IPv4 アドレスが付与され、IPv4 でもアクセスできるようになる。

最近は IPv4 アドレスの枯渇もあり、IPv4 アドレスの付与はホスティング業者にとってコストになっている。
そんなわけで少しずつ IPv6 VPS1が出始めているが、HTTP に関してはこのやり方で IPv4 対応可能。


  1. IPv6 アドレスしかないもの。両方ついてるものは前から結構ある。 ↩︎

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