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Inspiron 6000 の CPU 交換と Windows 10

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Inspiron 6000 の CPU 交換で Windows 10 が利用可能になった話。

結構前に中古で買った Dell の Inspiron 6000 というノート PC。
一頃はそれをメイン PC として使っており、昨今のフル HD より広い WUXGA (1920×1200) は実に広々と快適な環境だった。
ビデオカードがついていたことで、当時の本当に貧弱だったオンボードビデオとは格段の違いを生んでいたと思う。
何せ当時、大航海時代 Online の戦争イベント「大海戦」も Inspiron 6000 でプレイしていたのだ。

新品購入なら BTO で CPU を選べたようなのだが、私は中古での入手で搭載 CPU は Pentium M 735 だ。
735で、735A ではない。つまり XD ビット (NX ビット) に対応しておらず、Windows 8 以降は利用できない。

これを XD ビット対応 CPU に交換すれば Windows 8 以降が利用可能になるのではないか。
というわけでヤホオクソンで Pentium M 770 を購入。送料込900円也。
理想をいえば最上位モデルの780が良いが、さすがにそこは同じことを考える人が多いらしく、780は2000円未満ではまず買えない。履歴を見ると3000円超でも売れている。
780 2.26GHz と 770 2.13GHz、この差で倍以上の価格差なんだから770で妥協してもいいだろう。

Dell が公開しているマニュアルには (英語版のみだが) サービスマニュアルがあり、これには CPU の取り外しなんてのも書かれている。
液晶やキーボード、パームレストまで外すのでハードルが高く感じられるが、いざやってみると簡単。
だいたい1500円クラスのガンプラが作れれば大丈夫じゃないかな。

電源を入れて BIOS 設定を開いてみると、すでに FSB は 533MHz になっている。
Windows 10 のインストールメディアを USB メモリに作ってあったので、それを挿して起動すると、なんとも自然にインストーラーが動作し、普通にインストール完了。


Windows 10 におけるデバイスドライバーはこんな感じ。

  • チップセット
    Intel からダウンロード したものを使う。
    「インテル®チップセット・デバイス・ソフトウェア (INF アップデート・ユーティリティー)」ってやつ。

  • GPU
    私のは BTO で ATI MOBILITY RADEON X300 がついている。
    Dell が Windows Vista 用を公開しているので、それを使う。
    Catalyst が PC 起動時にエラーを出すので、タスクマネージャーで Catalyst Control Centre と CLIStart のスタートアップを無効にする。
    ドライバーしか使えないわけだが、それでもまあなんとかなる。
    たまに起動時に画面が映らないことがあるが、スリープ→復帰で映るようになる。

  • オーディオ
    Dell が Windows 2000/XP/Vista 用を公開しているので、それを使う。

  • タッチパッド
    Dell が Windows Vista 用を公開しているので、それを使う。

とりあえずこれで「不明なデバイス」はないし、自分が使う範囲は満たしている。

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