どこにでもいるような普通の一般人が、たまに自分用メモを書いてる。

Wyse C10LE シンクライアント

日付:

電脳売王ヤフオクで出品していたものを落札。送料込での出品だが、赤字確定の121円で終了してしまった。

  • CPU : VIA C7 1GHz
  • メモリ : DDR2 SO-DIMM 512MB
  • ストレージ : IDE DOM 128MB
  • OS : Wyse Thin OS

HP t5570 同様に、ストレージは IDE 44ピンのオスメスが逆の Disk on Module (DOM) が装着されている。
しかし 128MB ではどうにもならない。

メモリは 2GB に換装し、DOM は t5570 付属の 2GB に換装した。


BIOS はパスワードがかかっているが、Wyse 製品共通の「Fireport」で入れる。
USB ブートも問題なくできる。

Debian を入れてみると、まったく普通に動く。あまりに普通すぎて拍子抜けしてしまった。
Thin OS には (いじれないので) 興味がなく、試してすらいない。

消費電力は 10W 程度。


拡張性はほぼない (USB はあるが)。

筐体の空き空間が少ないので、t5570 のように2.5インチ HDD/SSD を入れることは不可能。IDE-CF 変換アダプターぐらいはギリギリ入るかな?
筐体の上面全体から上に放熱する構造なので、あまり障害物を増やすのも気が引ける。


(2019 追記)

やじうまPC Watch ジャンクな500円シンクライアントで遊ぶ

1.8インチ HDD を内蔵している。 コの字型ヒートシンクの隙間に HDD がある配置なので、熱が怖いなあ。

Inspiron 6000 の CPU 交換と Windows 10

日付:

Inspiron 6000 の CPU 交換で Windows 10 が利用可能になった話。

結構前に中古で買った Dell の Inspiron 6000 というノート PC。
一頃はそれをメイン PC として使っており、昨今のフル HD より広い WUXGA (1920×1200) は実に広々と快適な環境だった。
ビデオカードがついていたことで、当時の本当に貧弱だったオンボードビデオとは格段の違いを生んでいたと思う。
何せ当時、大航海時代 Online の戦争イベント「大海戦」も Inspiron 6000 でプレイしていたのだ。

新品購入なら BTO で CPU を選べたようなのだが、私は中古での入手で搭載 CPU は Pentium M 735 だ。
735で、735A ではない。つまり XD ビット (NX ビット) に対応しておらず、Windows 8 以降は利用できない。

これを XD ビット対応 CPU に交換すれば Windows 8 以降が利用可能になるのではないか。
というわけでヤホオクソンで Pentium M 770 を購入。送料込900円也。
理想をいえば最上位モデルの780が良いが、さすがにそこは同じことを考える人が多いらしく、780は2000円未満ではまず買えない。履歴を見ると3000円超でも売れている。
780 2.26GHz と 770 2.13GHz、この差で倍以上の価格差なんだから770で妥協してもいいだろう。

Dell が公開しているマニュアルには (英語版のみだが) サービスマニュアルがあり、これには CPU の取り外しなんてのも書かれている。
液晶やキーボード、パームレストまで外すのでハードルが高く感じられるが、いざやってみると簡単。
だいたい1500円クラスのガンプラが作れれば大丈夫じゃないかな。

電源を入れて BIOS 設定を開いてみると、すでに FSB は 533MHz になっている。
Windows 10 のインストールメディアを USB メモリに作ってあったので、それを挿して起動すると、なんとも自然にインストーラーが動作し、普通にインストール完了。


Windows 10 におけるデバイスドライバーはこんな感じ。

  • チップセット
    Intel からダウンロード したものを使う。
    「インテル®チップセット・デバイス・ソフトウェア (INF アップデート・ユーティリティー)」ってやつ。

  • GPU
    私のは BTO で ATI MOBILITY RADEON X300 がついている。
    Dell が Windows Vista 用を公開しているので、それを使う。
    Catalyst が PC 起動時にエラーを出すので、タスクマネージャーで Catalyst Control Centre と CLIStart のスタートアップを無効にする。
    ドライバーしか使えないわけだが、それでもまあなんとかなる。
    たまに起動時に画面が映らないことがあるが、スリープ→復帰で映るようになる。

  • オーディオ
    Dell が Windows 2000/XP/Vista 用を公開しているので、それを使う。

  • タッチパッド
    Dell が Windows Vista 用を公開しているので、それを使う。

とりあえずこれで「不明なデバイス」はないし、自分が使う範囲は満たしている。

HP t5570 シンクライアント (1)

日付:

電脳売王で HP t5570 Thin Client が999円税別と安かったので買ってみた。

  • CPU : VIA Nano U3500 1GHz
  • メモリ : DDR3 SO-DIMM 1GB
  • ストレージ : IDE DOM 2GB
  • OS : Windows Embedded Standard 2009

まずメモリは DDR3 SO-DIMM が1スロットなので、余っていた 2GB に交換した。

ストレージは Disk on Module (DOM) というフラッシュメモリのもので、IDE 44ピン、要するにノート PC の2.5インチ HDD と同じだ。ただし端子のオスメスが逆になっている。基板側にオスがあり、DOM 側がメスだ。
マザーボード上には IDE 44ピンと SATA が1個ずつあって、本来のストレージである DOM は IDE に装着されている。
2GB でも本機の標準 OS である Windows Embedded Standard 2009 (WES2009) は問題なく入る1
また、DOM を外して IDE 44ピンのメスメスケーブルを使えば、2.5インチ IDE HDD が接続できる。
あるいは SATA のオスメスケーブル で SATA HDD もいい。
私は2.5インチ IDE SSD の CSSD-PM32NJ が余っているので、とりあえずこれをつないだ。

写真は eBay ドイツの出品ページ (魚拓) がわかりやすい。
ここの写真では IDE HDD がヒートシンクの左側で筐体内に収まっているが、筐体手前側の壁 (写真では左側) に内蔵スピーカーがついていて、それが邪魔でどうしても収まらない。

HDD は筐体内に収まるがマウンターはないので、中に入れて使うにはマザーボードやメモリとの絶縁を考慮する必要がある。

IDE の場合、スピーカーを外してしまえば左側に入る。
ヒートシンクを固定してる足と筐体手前側イヤホンジャック等の裏側に乗ってしまって、メモリには触れないし、普通に配置すると HDD とメモリの間にケーブルが挟まるような配置になった。

SATA の場合、スペース的には何も外さなくても入るが、マザーボードとの絶縁は考慮しなくてはならない。
KingSpec あたりの安い中華 SSD だとケースの表面はプラなので、安物感がむしろ絶縁感になるかも知れない。


Via Nano は Intel Atom や AMD Geode を競争相手とする低消費電力 CPU で、その性能は初期ネットブック程度。ただ世代はちゃんと新しいので NX ビットも SSE2 も対応しており Windows 8 が動作可能、さらに x64 まで対応と、ちゃんと今風の機能を備えている。
スペック上はそうだが実際どうなのかということで試してみたところ、Windows 10 が問題なく動作。
わざわざドライバーを入れる作業なしで、不明なデバイスがないというステキ仕様だった。
もちろん性能面では限界を感じるシーンが多く、Windows 10 では色々 CPU を食われてなかなか厳しい。
だが本来の OS である Windows Embedded Standard 2009 (WES2009) では驚くほど快適だ。


ASCII の記事で、一世代前のデスクトップ向けモデル Via Nano L2200 で大航海時代 Onlineベンチマークスコアを掲載している。
Nano L2200 は Atom 230 の半分にも届かない Total 47 というスコアで、それを見た私には、さらにその超低電圧版である Nano U3500 の性能にはかなり覚悟する部分があった。
ところが実際にベンチマークを走らせてみると、記事の Nano L2200 とはかけ離れた好成績。

ベンチマークの設定は、標準ではフルスクリーン 800x600 のところをウィンドウ 800x600 に変更した。
他の PC と比較もあわせた一覧:

PC OS CPU GPU Land Sea Char. Total 消費電力
HP t5570 Windows Embedded Standard 2009 Nano U3500 1GHz Chrome9 HD IGP 98 049 071 218 15~18W
HP t5570 Windows 10 Nano U3500 1GHz Chrome9 HD IGP 040 029 028 097 15~17W
Lenovo ThinkPad T400 Windows 10 Core2Duo P8400 2.4GHz GMA X4500 077 058 053 188 30~32W

WES2009 での測定時は IDE SSD、Windows 10 での測定時は SATA SSD なので、最大消費電力が 1W 違うのはそこに理由があると思われる。IDE SSD は2010年購入、SATA SSD は今年購入なので。

さすがに Windows 10 では何周回しても Total が100に乗らず、画面を見ていても、とうていまともにプレイできる状況には見えない。
しかし WES2009 では Total 218 となかなかの好成績で ThinkPad T400 を上回り、画面を見ての印象でもおおむねいけそうだ。
大航海時代 Online の必要環境は Core2Duo 1.6GHz 以上なので、1GHz の Nano U3500 としては大健闘のスコアじゃないだろうか。


さて、一応普通の2.5インチ SSD を内蔵できたわけだが、IDE SSD の発熱が大きく、CPU ヒートシンクよりも熱をもつ。
それに筐体内で固定できていないので、この状態で常用するのは少し気が引ける。

AliExpress で「ide 44pin dom horizontal」なんて検索すると、内蔵フラッシュメモリと同じ形状のストレージが出てくる。

ヤフオクで mSATA SSD を HP t510 の SATA ポートにマウントする変換マウンター基板を製作販売している人がいて、t5570 でも利用可能かもと記載があるので、それを使うのもアリか。


(2016/09/28 追記)

続きを書いた



  1. ただしアプリやデータはほとんど入らない。むしろ本体に保存しないのが本機本来の使い方だ。 ↩︎

電力料金比較表を更新した

日付:

4月に入ってから登場したエルピオでんきなんてのがえらい安いみたいなので、電力料金比較表に追加した。あと基本料金無料という Looop でんきも。

エルピオは契約容量によって 120kWh までの従量料金が違うのだが、とりあえず 30W までの従量料金 (一番高い) で計算している。
元々プロパンガス業者で、そっちでの評判は芳しくないようだが、電気はどうだろうか。

なお東京電力との料金差がキャベツ太郎 (小袋) 未満のソフトバンクでんき、au でんきは消した :-)

我が家はもう ENEOS でんきに変更してしまっていて、1年間は維持するしかないのだが、エルピオすんごい安いな。
ただプロパンガスでの芳しくない評判というのが「利用開始当初は安いのに、どんどん単価を上げてくる」1という話なので、東京電力に揃えると明言していない燃料費調整で盛ってきたりしないだろうか? というところがいささか心配。

燃料費調整額について一応。
ほとんどの事業者は東京電力 (他地域では元々の地域電力会社) に揃えてくると思われ、また実際そううたっているところもある。
そのようにうたっている事業者では比較にあたって燃料費調整額の差を考えなくていい。

  • 東京ガス
    当社の電気料金も、電力会社の電気料金との価格差が変わらないようにするため、ほぼ同等の変動を電気料金に反映させていただいております。
    http://home.tokyo-gas.co.jp/power/ryokin/shikumi/chousei.html

  • ENEOS でんき
    「ENEOSでんき」では今までの電気料金と比較していただきやすいよう、お客さまが2016年3月までご契約されていた電力会社と同じ燃料費調整制度を採用いたします。
    http://www.noe.jx-group.co.jp/denki/charge/fuelcost.html

  • my でんき (東燃ゼネラル石油)
    ※燃料費調整額は東京電力が規定する金額と同額を適用致します。
    http://mydenki.jp/private

  • たのしいでんき (HTB エナジー)
    再生可能エネルギー発電促進賦課金と燃料費調整額につきましては、制度・料金共にお客さまのお住まいのご地域の電力会社様と同一になります。
    http://htb-energy.co.jp/qa/

  • Looop でんき
    「Looopでんき」では、お客さまが電気料金を比較しやすいように、各地域電力会社(東京電力、中部電力、関西電力)と同じ燃料費調整制度を採用しています。
    https://looop-denki.com/low-v/faq/

下記事業者は燃料費調整額が東京電力と違うのか不明。

  • 東急パワーサプライ

  • イーレックス・スパーク・マーケティング
    イーレックスは燃料費調整の有無さえ不明……。

  • エルピオでんき

Looop は基本料金無料でも正直見劣りする。150~390kWh では東京電力より高い。
6月以降の申込では基本料金を取るようなので、選択肢に入らないな。普段無人の倉庫に電球つける程度か?



  1. これはプロパンガス業界に多いやり口らしいが。 ↩︎

日本郵便を名乗る不審な「メイルマガジン」

日付:
タグ:

不審すぎる「メイルマガジン」が届いた。
これが仮に、本当に日本郵便が関与して送信しているものならば、日本郵便は下請けをしっかり選ばなくてはならないし、もっとわかっている人間に監督させなくてはならない。

内容

From: ゆうびん.jp <yubin@ybn.jp>
Subject: 『【日本郵便株式会社】ゆうびん.jp だより』 vol.1 LINEで郵便局(R)はじまる
Date: Wed, 23 Mar 2016 14:10:01 +0900 (JST)
Return-Path: <noreply@dga.jp>
Received: from ms7s.dga.jp (ms7s3.dga.jp. [113.37.89.201])
        by (以下略)
Message-ID: <(略).root@dbecs.com>

 そばにいるから、できることがある。 郵便局
〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒

    【日本郵便株式会社】ゆうびん.jpだより vol.1
    http://goo.gl/zPblCt
    2016/3/23

〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒


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 ※「手書き風毛筆ツール」はPCのみの対応となります。

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 ●母の日ギフト/郵便局のネットショップ

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 5月8日(日)は母の日です。
 日頃の感謝を込めて頑張っているお母さんに、
 ありがとうの気持ちを伝えましょう。

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 「あまおう」を使ったマカロンやカーネーションなど
 お母さんに贈りたい素敵な商品を沢山取り扱っています。

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 ●心つなぐ「おもてなし」アイテムが勢ぞろい/OMOTENASHI NIPPON

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 選定・表彰するOMOTENASHI Selection。

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 Copyright(c) JAPAN POST Co., Ltd. All Rights Reserved.

不審点1 配信経路の違い

昨年「ゆうびんポータル」から届いたメイルの Received はこうだ。

Received: from mailgate02.post.japanpost.jp (mailgate02.post.japanpost.jp. [210.248.166.119])
        by (以下略)

ちゃんと日本郵便が保有するドメインである japanpost.jp 内から送信されている。
しかし今日届いたものは全く別物だ。

不審点2 ドメイン名 ybn.jp

From の yubin@ybn.jp だが、ybn.jp は日本郵便が保有するドメイン名ではない。

Domain Information: [ドメイン情報]
[Domain Name]                   YBN.JP

[登録者名]                      デジアナコミュニケーションズ株式会社
[Registrant]                    Digi-Ana Communications Inc.

[Name Server]                   nf3.dbecs.com
[Name Server]                   ns6.dbecs.com
[Signing Key]                   

[登録年月日]                    2008/06/24
[有効期限]                      2016/06/30
[状態]                          Active
[最終更新]                      2015/07/01 01:05:12 (JST)

Contact Information: [公開連絡窓口]
[名前]                          デジアナコミュニケーションズ株式会社
[Name]                          Digi-Ana Communications Inc.
[Email]                         dom@digi-ana.com
[Web Page]                       
[郵便番号]                      150-0002
[住所]                          東京都渋谷区
                                渋谷3-12-22
                                渋谷プレステージ5階
[Postal Address]                Shibuya-ku
                                3-12-22 Shibuya
                                Shibuya Prestige Building 5F
[電話番号]                      03-6418-3973
[FAX番号]                       03-6418-3983

引用した本文は text/plain だが、マルチパートの text/html で呼び出される画像の src は www1.ybn.jp 下だ。
なお Name Server 欄の dbecs.com だが、これは Message-ID と一致している。

不審点3 短縮 URL の多用

本当に日本郵便が発行しているならば、goo.gl の短縮 URL を使う必要はない。
短縮 URL はメイル閲覧時点では転送先の URL が不明で、日本郵便が保有するドメイン下にリンクされているとは限らない。
要するに、日本郵便が責任を負う URL であることが、転送されるまで確認できない。
ところが6回も使われている。
実際に「ふるさと。おもてなしショップ」の短縮 URL 転送先は日本郵便が責任を負う URL ではない1

このような短縮 URL の多用は、実に spam でよく見られる。
個人的には短縮 URL が多用されているだけで「ああ spam か」となる。

不審点4 配信停止ができない

配信停止手段は、書かれてはいる。

●メールマガジンの配信停止について

 ★配信停止方法★
 ご登録いただいた後、メールマガジンの配信停止を希望される場合は、
 こちらより配信停止手続きを行ってください。

 https://portal.post.japanpost.jp/aew/page/menu.do

ここに書かれた URL は確かに日本郵便の「ゆうびんポータル」サイト内だ。
ログインしていれば右側メニューに「メール受信設定」がある。
ところが「メール受信設定」のどこにも、このメイルマガジンの配信に関する設定はない。

結論

間違いなく日本郵便が関与して送信されたものであると断言できない。
これが仮に、本当に日本郵便が関与して送信しているものならば、日本郵便は下請けをしっかり選ばなくてはならないし、もっとわかっている人間に監督させなくてはならない。



  1. text/html の方では日本郵便が保有するドメインである yu-bin.jp へのリンクで、そこからの転送になっているが。 ↩︎

メモ置き場の HTTPS 化

日付:

Let’s Encrypt がいい感じなので、このメモ置き場も HTTPS 化した。

WordPress の HTTPS 化についてググってみると、WordPress の管理画面でサイトアドレスを変更して各記事のリンクを一つ一つ修正するとか、あるいは phpMyAdmin を使ってどうのとか、実に面倒そうなことを書いている人が多いのだが、話はもっと簡単。
Search-Replace-DB を使うだけ。

  1. zip を展開してディレクトリごとアップロード
  2. そこにアクセス
  3. database の name にデータベース名、user にユーザー名、pass にパスワードを入れて update details
  4. search/replace の search に HTTPS 化前の URL1、replace に HTTPS 化後の URL2 を書く
  5. dry run するとどこをどう変更するか見れるので、一応チェック
  6. live run
  7. サーバーから Search-Replace-DB を削除3

専用サーバーや VPS を使っている場合 Let’s Encrypt は実に楽なので、StartSSL を使っていたものはほとんど Let’s Encrypt に移行した。
最初は有効期間たったの3ヶ月じゃ使いにくそうだと思っていたのだが、cron で更新を自動化できるので圧倒的に楽だった。



  1. 私の場合「http://musashi.araki.jp/」 ↩︎

  2. 私の場合「https://musashi.araki.jp/」 ↩︎

  3. 通常「delete me」ボタン一発でいいが、一応 ftp 等で削除されてることを確認すべき。 ↩︎

電力料金比較表を作った

日付:

電力自由化で乗り換えると安くなりそうだけど、比較サイトの情報を簡単に信じるのもアレなので、各社の料金表から使用量ごとの一覧表を出力するスクリプトを書いた。
電力料金比較表

我が家が 30A 契約なので、それで考えてみると、こんな感じ。
326kWh までは HTB エナジーが最安値。
それ以上使う場合は ENEOS でんきが最安値。
ENEOS でんきを2年単位の契約「にねんとく2割」にすると、分岐点は 304 kWh になる。

au、ソフトバンクは、東京電力より安くなっても数円。やる気が感じられない。

東京電力のプレミアムプランなどの「スマート契約」は基本料金がいくらになるか事前に読みにくいので除外。
一応検討すると、契約電力 1kW あたり468円、400kWh までの定額料金が9,700円。
普通に使ったら 1kW で収まるとは思えないが、1kW の場合で10,168円。
プレミアムプラン定額上限の 400kWh で他社と比較して、ENEOS でんきは10097.89円 (30A 契約)。
まあ、除外で問題ないんじゃないかな。

Debian jessie に dist-upgrade した

日付:
タグ:

Debian jessie が stable になってから結構経つのだが、ようやく主なサーバーを dist-upgrade した。
この blog を動かしてるサーバーとか。

squeeze から wheezy に dist-upgrade した時は、何一つ引っかかることがなかった (のでメモも書かなかった) が、今回は引っかかるところがあったのでメモ。
といっても半ば自分のミスが今まで問題になっていなかっただけだったり、あまり主流派とはいえないものだったりだが。

Apache が 2.2 から 2.4 になった。
VirtualHost ブロック内に書いた Directory の設定は、他の VirtualHost では有効でなくなった。
私の設定では、あるドメインは http 用の VirtualHost が先にあって、後から https 用の VirtualHost を追記したもので、Directory は http 用 VirtualHost の中に書いていた。
というわけで https でアクセスすると、.htaccess に権限のない記述があることになって、エラーという有様。

もう一つ。Apache の ITK MPM を使って権限分離しているのだが、IfModule が itk.c だと該当扱いにならなくなった。
IfModule mpm_itk_module と書かなくてはならない。
ここを修正せず、ユーザー権限でアクセスできる設定のつもりでパーミッション 700 なんかにしていると、403 エラーになる。

今のところ引っかかったのはこの程度。
Apache 2.4 では .htaccess やらのアクセス制御の書き方が変わっているので、たぶんこれで引っかかる人が一番多いんじゃないかな。
daemontools-run は /etc/inittab で daemontools を起動していたが、ちゃんと systemd でも動くよう修正されている。
jessie では MariaDB が収録されたので MySQL から移行したのだが、これも

# apt-get --purge install mariadb-server

ですんなり移行できた。

初詣 (平成28年)

日付:
タグ:

近年、終夜運転をやっていない南武線の終電やその直前ぐらいの電車で出発して、終夜運転を乗り継いで大國魂神社に行くことが多かった。
今年は朝一の出発にしてみた。

終夜運転は待ち時間が長く、さらに遠回りなコースになる。三角定規でいうと、南武線なら斜めの長辺、終夜運転は直角を経由する2辺といったところ。
南武線さえ動いていれば府中本町まで30分台のところ、終夜運転の武蔵小杉・渋谷・明大前経由で府中となると、3倍ぐらいかかってしまう。電車で座れるとも限らない。
しかも帰りも終夜運転で時間がかかり、あげく武蔵小杉からは南武線が動いていない。タクシーでも使うしかない。

朝一の南武線なら座れるし、短時間で着くし、参拝の行列もない。実にサクサク用が済む。
問題点としては、個人的な楽しみであるところの消え物屋台が、午前2時台以降は休みが多いこと。
特にじゃがバターは、蒸してるタイプは全滅。小さい芋を鉄板で焼いてる店しかない。

消え物の前に、去年のお守りをお焚き上げに出す。
去年は出雲大社金刀比羅宮も行っているので、その分も一緒に。再訪するにはちと遠いので。


じゃがバター (焼いてるタイプで微妙!) など食って、さあどうするか。
初日の出を見に海芝浦あたり行くにも、少しばかり時間が遅い。
参拝を済ませてお守りやらを買い、おみくじを引いて軽く何か食べると、もう6時近い。
今年の初日の出は6:50頃で、6:30鶴見発6:41海芝浦着の鶴見線に乗る必要があるが、これに間に合わせるには5:27府中本町発。私が往路で乗った南武線立川行きが府中本町に着くのが5:31。どう見ても無理。
というわけで素直に帰ることに。

2015年 VPS 顛末

日付:

なんだかんだでレビュー書いてなかった今年。

  • DigitalOcean
    シンガポール。快適。まあ 5 USD / 月 と普通の値段なので、安 VPS と比べること自体が間違ってる。

  • HapHost
    当選しないまま無料サービスが終了してしまった。

  • IP Systems Limited (ipsystemsltd.com)
    今年の「やられた!」である。
    メモリ 512MB、ディスク 10GB、月間転送量 500GB、お値段 4.80 USD / 年、OpenVZ。
    というおいしいカタログスペックで3月に契約したのだが、8月に夜逃げ。

  • MiniVPS.US - 2014/08/14
    2014年の顛末にも書いたとおりのパケットロスがまるで改善しないので、更新せず解約。

  • Torqhost - 2013/08/20
    WaveCom AS に買収された。それは別にいいのだが、半額クーポンの適用がなくなってしまった。いつもの倍額で請求書が来たので「値段間違ってる」とチケットを切ったところ、「Torqhost が設定した割引は無効になりました」と。
    結構快適だったが、お値段2倍じゃ更新しようと思えない。というわけで解約。
    解約したにもかかわらず請求書が overdue とかいって送られてくる。払うわけないだろ!

  • VPS.me - 2013/10/01
    こちらも無料サービス終了。
    無料でメモリ 384MB もあるとフリーミアムは難しいよね。小規模なサイト、たとえばこのメモ置き場程度なら無料の範囲に収まってしまう。