どこにでもいるような普通の一般人が、たまに自分用メモを書いてる。

安易な認定で敵を作る人

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先日「リテラはちょっとなあ」と言ってたら、「ネトウヨ」認定を受けた。
実に安易な認定だと言わざるを得ない。
もはや「ネトウヨ」とは「自分と思想が合わず気に入らない相手に貼るレッテル」に過ぎないのではないか。

何せポリティカル・コンパス 0.2 -0.56 のド中道で、過去選挙において比例区はほぼ毎回共産党に投票してきた1私をも「ネトウヨ」だというのだから。

実際問題として、「ネトウヨ」がどういう層を指すのか、その定義すら定まったものが見受けられない。
Twitter あたりでは「ネトウヨ」とレッテルを貼られた者が「どういう定義で言っているのか」と問い、「ネトウヨの定義を要求するのはネトウヨの証拠」と返されている事例まで散見された。
これでは反証可能性がなく、まさに「自分と思想が合わず気に入らない相手に貼るレッテル」だ。

「ネトウヨ」なる言葉で示されるストローマンと、「ネトウヨ」認定を受ける人の乖離について、興味深い図とまとめがあった。作図者は右派のようだからいくぶんのバイアスは差し引くとしても、「ネトウヨ」認定対象がやたらめったら拡大した結果、当初のストローマンと乖離したというのは、実に納得できることだ。

以前、しばき隊だか友達守る団だかについて、目的は手段を正当化しないとの考えのもと、在特会と似たようなものじゃないかと言ったら、左派の人からえらい反発を受けたことがあった。曰く、死ねとか言ってるのはいいのか、と。
まったく論点が違うわけだが、左派の人はこのように「対立しないが賛同もしない者」を批判、というか非難する傾向が強いように思われる。味方にならない者は敵というわけだ。

リテラにはこうした賛同しない者について「中立厨」とまで言って蔑む記者がいる。「厨」とは、どう見たって匿名掲示板レベルの表現だ。それがまかり通ってしまうのがリテラであり、つまりリテラの程度の低さを物語っている。
「リテラはちょっとなあ」と思うのは当然だろう。

安易に他人を「ネトウヨ」と決めつけることは、ただ敵を増やすだけだ。
ましてやそれを行った人物が、言葉について鋭敏な感覚を持っていてしかるべき、文芸評論家とはねえ2



  1. 私は共産主義者ではないし共産党支持者でもないが、共産党が単独で発議ができる程度には議席数がないと「たしかな野党」機能が発揮できないと考えている。 ↩︎

  2. まさに「直情的で感情的で脊髄反射的な」行為じゃないか。 ↩︎

薄い本を送るのに最適な梱包

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会社で薄い本を細々と通販している。
これの発送について色々検討して、現時点でのベストがこれ。
アースダンボール二つ折り板だ。

なぜか?
薄い本の発送で最大の問題は、本自体が薄いので郵便受けに入れる際に折り曲げることができてしまうことだ。
「折曲厳禁」と表示しても、あくまで配達員の善意に期待するものでしかない。ルールとして折り曲げを禁止されていないからだ。そもそも表示を見落とすことだってあり得る。
となると、簡単には折り曲げられないだけの強度を持ち、かつ「折曲厳禁」と表示するのがベストだということになる。

以前は封筒に入るように切り出した段ボール板を一緒に封入して「折曲厳禁」と表示したのだが、まず段ボール板を切り出すのが面倒だ。
板を入れずに本だけで送るには、うちの本は薄すぎる(笑)。

この二つ折り板ならそうそう折り曲げられないし、また外見が段ボールなので、そもそも折り曲げようと思わないだろう。
さらに、たたんで3辺にテープを貼れば梱包完了なので、梱包作業が省力化できた。

この手の段ボールものは箱タイプが普通だが、それだと中身が箱の中で動いてしまう可能性があって、そのために梱包材を追加するのもちょっと面倒だ。
二つ折り板なら挟むことでほぼ完全に中身が固定されるので、よほどひどい扱いを受けなければ、中身には影響が出ない。
クリスタルパックに入れてから挟めば、輸送中に多少雨がかかる程度なら問題ないはず。

ゆうメールを使う場合には、テープ止めに隙間を残しておけばいい。
というかうちではガムテープを使っているので、重ならないように角はいつも空けてある。薄いから内部が狭いが、懐中電灯で照らせば、中が本なのは見て取れる。


「同人誌並」と言われるほど平たく薄い A4 判 36ページのバイオレンスは、通販の発送でクロネコメール便速達を使っていた。それがサービス終了してしまった。
うちの通販は細々過ぎて、ネコポスもえらく高そうだし。

というわけでクリックポストに乗り換えたのだが、クリックポストの条件、幅の上限 25cm という点に問題が出てきた。
この板、サイズにはややブレがあるし、折り目の位置も完全な中央からはややずれることがある。
そのため、幅 25cm を超えてしまうことがある。
仕方ないので測って超えるようなら端を切っている……測るのも面倒になったので 5mm ぐらいずつ切り落とすことにしてる。

外寸を 1cm ぐらい小さくしたものを出してくれればありがたいのだが!
「同人誌発送に最適」とか銘打って売り出しませんか、アースダンボールさん!!

GitHub Student Developer Pack 登録してみた

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GitHub Student Developer Pack に登録してみた。出遅れ感もあるが、新年度にあわせて。
GitHub で非公開リポジトリが5個まで持てる Micro プラン (7 USD / 月) が1年間無料で使えたり、まあ内容は前述のリンク先に目を通して欲しい。
個人的に最大の目玉は DigitalOcean の 100 USD クレジットだ。

まず普通に GitHub アカウントを作って、それから GitHub Student Developer Pack を申し込む形。
Pack 申込に際して、大学ドメインのメイルアドレスが要求される。
なので GitHub アカウント自体はメインのメイルアドレスで作り (あるいは既存のアカウントを使い)、Pack のために大学ドメインのメイルアドレスを紐付ければいい。


DigitalOcean は結構有名どころの VPS 業者で、昨今のクラウド利用モデルな1時間単位の課金で必要な時だけ使えることでも知られている。
ここの最小プランはメモリ 512MB、ディスク 20GB (SSD)、月間転送量 1000GB で、1時間 0.007 USD、月 5 USD だ。
これが GitHub Student Developer Pack により、常時稼働でも20ヶ月無料で利用できるわけだ。
DigitaiOcean のユーザー登録は、紹介記事のアフィリエイトを踏むといくばくかのクレジットがもらえる等あるが、そこまで欲張らず Pack のサイトから進む登録画面じゃないとダメという話があるので注意されたい。

月 5 USD の VPS 自体は珍しくもなんともないが、シンガポールも選べるのは大きな違い。
ping rtt も 80ms 前後で、アメリカ西海岸の 120ms 前後より短い。


Namecheap で .me ドメインの新規登録が1個無料とか、SSL 証明書が1年無料とか。
とはいえ Namecheap は (特に円安では) 更新料金に魅力がないし、SSL 証明書はもっと安いところがいくらでもあるし、もっと言えば StartSSLWoSign が無料だし、さらに Let’s Encrypt なんてのも来る。


Visual Studio も掲載されてるけど、ぶっちゃけ別途 DreamSpark 登録した方が断然いい。
DreamSpark の登録は、DreamSpark 側で認めている大学ドメインのメイルアドレスか、国際学生証なら即開通。
放送大学のドメインは以前通らなかったので、今日取得してきた国際学生証を使った。

学生証と国際学生証

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放送大学の学生でもある私。
新年度になったので、学生証を取りに行った。

今期から所属学習センターを神奈川から渋谷に変更しているので、受け取りも渋谷だ。
この受け取りがすんなりいかず、どうも印字済みの学生証から探しても、私の学生証がないらしい。
どうやら所属変更のせいで事前に用意されなかったようだ。

というわけでカードプリンターで印字しようとするのだが、なにやらエラー表示で印字されない。
リボンがセットされているか、クリーニングがどうたら。
ようやく印字されたのだが、印字がいささか失敗しているようで、「これ、大丈夫ですよ、ね」とか。
カウンターの向こうの会話。ここまで全部聞こえている。

渡された学生証は、学生番号の数字がかすれており、読み取れなくはないが……というもの。
大丈夫なのか心配になって聞くと、「数字は読めるから大丈夫です」と断言。
さっき不安げな話してたのに!
この学生証、2年間使うんだけど、本当に大丈夫だろうか。


今年度は国際学生証も取得してみることにした。
渋谷だと宮下公園の先に東京インターカレッジコープがあり、即日発行と書かれているので、行ってみた。

ここで道順をうまく選ばないと、横断歩道がなく、歩道橋に回らされることになる。
ハチ公口から TSUTAYA 側、西武百貨店側に渡り、旧電力館を過ぎたところの横断歩道を渡って線路をくぐるのが正解。
109MEN’S 側、タワーレコード側を進んでしまうと、旧電力館前で一度横断歩道を渡って前述のルートに移行するか、あるいは線路をくぐってから宮下公園に上って歩道橋を渡ることになる。
私は明治通りから行ったが、宮下公園の北端 (の東側地上) まで進んでしまい、南向きの階段を上る羽目になってしまった。

左手の小さな公園を過ぎると分岐があるので、線路側の道へ。
突き当たりにドーミーインがあって、ドーミーインにしか見えないのだが、ドーミーインに入るつもりで敷地に入っていくと、ドーミーインの入り口の右脇に東京インターカレッジコープがある。


一応大学生協的なものなので、本屋でもやってるのかと思いきや、中の印象はほぼ旅行代理店。
カウンターがあって、振り返ると壁には旅行や自動車運転免許のパンフレット。
カウンターで「国際学生証をお願いしたいんですが」と声をかける。

組合員にならないと発行お断りされる可能性とか、そこまでじゃないものの交通安全協会のような入れ入れ圧力の可能性とかを心配していたが、全くなし。国際学生証の発行だけすんなりしてもらえた。

学生証のコピーが必要になるのだが、事前にとっていなかった。が、10円払えば先方でコピーをとってくれる。
写真は 33mm x 28mm という証明写真のたぐいで普通にあるサイズとは異なるものが必要だが、いわゆる履歴書用サイズ 40mm x 30mm から左右を 1mm ずつ落とし、上下は適宜合計 7mm 落としたもので問題なかった。
持って行った写真がそのままカードにラミネートで貼り付けられる。
国際学生証の学校名欄には、放送大学の英語名称 The Open University of Japan は長すぎて入らないので、略称で O.U.J. とされた。

四国旅行 (6)

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早めの昼食をいわのやで。人生初のセルフうどん店。
讃岐うどんってやっぱりこういう感じだよなと再確認。


南風10号で多度津へ。これで JR 四国完乗。

当初の予定では金刀比羅宮は昨日ではなく今日のつもりだった。
今日は21時頃までに徳島に着いていればよく、それ以外の予定は「時間が余ればこれも」というものだけ。
というわけでとっとと徳島まで移動してしまう。

おまけの予定は阿波おどり会館
公演の最後に、皆さんどうぞご一緒に踊りましょうってのがあるのだが、肋間神経痛がグサグサ来ていて、ご遠慮。
他のご遠慮組は私より20歳は上の面々ばかり。


帰りは海部観光マイ・フローラという2列シートのほぼ個室なバス。
最後尾のトイレは着替えもできるぐらい異様に広い。
私の席はトイレ直前で、誰かがトイレを使うたびに水洗の音が響いてくるのだけ気になった。
全体的には超快適で、機会があればまた利用したい。できれば次回はトイレ直前席以外で。

四国旅行 (5) 徳島城

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宿をチェックアウト、普通列車を乗り継いで徳島へ。

4日前スルーした徳島城である。
徳島駅に隣接しているのだが、線路に阻まれて妙に遠回りしなくてはならない。


駅を出て右前方のアミコ地下にレンタサイクルがある。ここは全車電動アシストだ。

いのたにで早めの昼食。徳島ラーメンの元祖らしい。
食べ終わって自転車を出そうとしていると、お遍路姿のばあさんが「すみません、ここは徳島ラーメンのお店ですか?」と。
「ああ、はい」と答えると店に入っていった。
自転車だから地元民かと思われたのか。しかしこれレンタサイクルで、私自身この店は初めてだったんだけどね! HAHAHA


剣山5号で阿波池田へ、南風18号で琴平へ。
今日の目的地は金刀比羅宮だ。

体力のなさには自信があるので785段の石段に恐れをなし参拝登山バスで365段ショートカット。
にもかかわらず本宮到着時には息も絶え絶えというていたらく。
奥社まではとても無理だね。
1月も11日だというのに本宮は結構な混雑だった。

帰りは下まで自分で降りた。
金刀比羅宮には駕籠屋もあるのだが、降りる途中で見た駕籠舁はどう見ても60歳ぐらいでキツそう。

こんぴらうどんでうどんを食べる。
えらく柔らかいうどんで、讃岐うどんってもっとコシがなかったっけと違和感。


宿はサンウェルコトヒラ
ここはワンルームマンションをホテルにしているというなかなか面白い宿で、ユニットバスはついているがユニットバス使用可のプランでないと風呂部分は使用禁止となっている。
私は使用可プランにしたが、そうでない場合は複数の宿泊客で共同のシャワー室を使うようだ。

部屋の構造はよくある 1K マンションで、玄関から居室部分への通路左右にキッチンとユニットバスが配置されているタイプ。
ただ居室との間にドアがないのでワンルーム。
6畳ぐらいのフローリング居室中央にベッドがあって、家具はワードローブだけなので妙に広く感じる。


JR 四国完乗までの残りは土讃線だけなので、南風21号で高知へ、しまんと10号で琴平にとんぼ返りして本日は終了。
残る土讃線琴平~多度津は明日。

四国旅行 (4) 松山城、今治城

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宿をチェックアウトして松山城へ。
路面電車で大街道に行く。
松山城はロープウェイとリフトが併設されているので、とりあえず両方乗っておきたい。
上りはロープウェイ、下りはリフトということにした。
さすがに松山城は観光地としてのネームバリューが大きく、これまで見てきた四国の城の中でも随一の観光客数。


朝食は松山市民のソウルフード鍋焼きうどんと決めていた。
ことりである。量は私には足りないが、稲荷寿司を追加したりしない!
なぜならば、アサヒにハシゴするからだ!
ことりも結構甘めの味付けだったが、アサヒの方がより甘いという事前情報で、この順番になった。大正解。
でゅえっとのミートソースといい、松山市民は甘い味付けが好みなのかな。


松山駅でバースデイきっぷ2枚目を購入。
しおかぜ18号で今治へ。
今治駅から高架に沿って南東に少し歩いたところにレンタサイクルがある。

今治城は……天守より神社の方が広い。
まあコンクリ再建天守だからしかたないか。

昼食は焼豚玉子飯も気になっていたのだが、ウィリーウィンキーを見たら吸い込まれてしまった。
ウィリーウィンキーうまいよ。


いしづち24号で高松へ、うずしお23号で板野へ、普通列車で池谷へ、鳴門線で鳴門へ。
これで四国の JR 外周は済んだ。残るは土讃線と徳島線である。

今夜の宿は鳴門ホテルはま
ツインの部屋で片方のベッドをカバーで使えなくしている状態で、さすがに広い。
ただ、部屋までの廊下が一部やたら汚かった。

夕食はターナーカフェでオムライス。
適当に入ってみた店なのだが大当たり。機会があればまた行ってみたい。ただ、鳴門に再訪問する日は来るのだろうか。

神戸淡路鳴門自動車道のバス停まで散歩。
すろっぴーに乗ってみたかったので……。

四国旅行 (3) 宇和島城、大洲城、湯築城

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宇和島城

宿を8:30頃チェックアウトして、宇和島城に向かう。これは失敗だった。
チェックアウトせずにホテルの自転車を借りれば良かった。たとえ変速機がなくても。

JR 四国ツアーの宇和島駅レンタサイクル情報ページでは朝8:30から営業しているように書かれているが、実際には10時からだった。
戻って自転車を借りるのもアレなので、やむなくタクシーを利用。

宇和島駅側の登城口からは、急な石段、比較的緩やかな坂道の二者択一。
タクシー運転手の説明では、石段は約15分とのこと。膝が笑いながら12分で到着。
天守は9時オープンで少し時間が余ったが、石段登りで熱くなった身体を冷やすにはちょうど良い時間だった。
下りは坂道を選んだ。


次は大洲城に行くのだが、ライト鉄オタ的需要を満たすため、まずは伊予市駅へ。
伊予大洲駅~向井原駅は山側と海側の2路線に分かれているので、両方乗るのだ。
まずは特急で山側。当初の予定より1本前の特急に乗ったため、伊予市駅で1時間ほど空いた。
そこで駅前の町家で昼食をとることにした。ラーメン屋のカレー。サラダにスープもついて500円はお得。
特産品とか売ってる店は、弁当・総菜やら野菜やらも売っていて、地元の人がスーパーに近い感覚で利用しているのが主な印象。本来の位置づけは道の駅のようなイメージなんだろうけれど。
面白いお菓子と出会った。「けいたじ~のカリカリパンあめ」なるもの。

ここから「愛ある伊予灘線」なる愛称のついている海側の予讃線で伊予大洲駅へ。


伊予大洲駅近辺では、サイクルオート二宮という店がレンタサイクルをやっている。
駅から正面に進んで約3分、左側にある。場所は非常にわかりやすい。
レンタサイクルは複数あり、サイズと変速の希望を伝えると良いだろう。
私は最初24インチ変速なしを渡されて、さすがに24インチではサドルを限界まで上げても低すぎ、少し走ったが断念。
店に戻って「もう少しサドルを上げられるものを……」と言うと、26インチか27インチの3段変速つきが出てきた。

自転車を市民会館の脇に駐めて大洲城へ。
大洲城は現存天守ではないが往時の天守を忠実に再現した木造天守で、元々の天守を建てた時の内部模型など資料が残っていたため特別に木造での復元が認められたもの。だから構造を見たいといった向きには、現存天守と同じぐらい見る価値がある。
寄付を募っての復元だからしかたないといえばしかたないのだが、内部は寄付者の銘板にスペース取り過ぎな印象。もっと昔の周辺事情やらに場所を使って欲しい。


湯築城は翌10日に行く予定だったが、予定より早く松山に到着したので、ホテルにチェックインしてから路面電車で向かった。
100名城スタンプは資料館にあり、資料館ではボランティアガイド (たぶん) のおじいさんが河野氏びいきな説明。
「信長の野望」など戦国時代を扱ったゲームでは、とかく弱小勢力の河野氏だが、もう少し昔はなかなかの勢力を誇っていたようだ。
本丸跡? に展望台があって、なかなかの眺め。


大街道まで戻って、大街道商店街から銀天街へ。翌日のための下調べを兼ねている。

夜食用に労研饅頭を購入。蒸しパン。中華まんみたいなやつ。
吉野ケイイチの漫画「おかみの星!」で紹介されていて興味を持った。


吉野ケイイチはやや垢抜けない絵柄なのだが、それも含めて女の子がかわいい。ダサかわいいというか、素朴なかわいらしさ。
今はペンネームを早野旬太郎にしているようだが、新作が出ない……。
Twitter 見ても漫画描いてるような話が見当たらない。まさか廃業か?

「僕のカノジョは18才」でやや絵柄が洗練されてきたが、無理して微エロ描いてるような、照れながら描いてるような印象だったので次作に期待した……が、「お祭り料理人 さいたま夢一」は原作つきのくせに話がつまらない。
「お祭り料理人 さいたま夢一」は原作つきのくせに話がつまらない!
原作つきで話がつまらないってダメすぎるだろ! 原作つきである意味も必要もない。
というわけで吉野ケイイチ=早野旬太郎の最高傑作は、俺の中で「おかみの星!」なのである。
脱線しすぎた。


そのまま銀天街を歩いて松山市駅前へ。

夕食は松山市民のソウルフードらしいでゅえっとのミートソーススパゲティ。甘めの味付けが特徴。
多いと聞いてはいたが、確かに多い。量の多さ、甘さの糖分感で、血糖値がモリモリ上がる気がする。

ついでにいよてつ高島屋の観覧車に乗ってみた。誕生月なので無料で。
観覧車自体はさほど大きくもないのだが、百貨店の屋上に観覧車が乗っているので地面を見下ろすとかなり高さを感じる。


今夜の宿はビジネスホテル美町
本当はターミナルホテル松山を狙っていたのだが、目当てのプランが埋まってしまっていたので。

非常にコンパクトな部屋。
ビジネスホテルの一般的な部屋だと、ドアの中に通路があり通路脇がユニットバスだが、この部屋は通路がない。
1辺がベッドの長さ +10cm 程度の正方形に近い部屋で、ドアから一歩進んだ左にユニットバスの入り口がある。
ハンガー掛けはベッドの足側の壁にある。
無駄なものはない、スペースにも無駄はなく詰め込まれている、機能美すら感じさせる構造。
ただしユニットバス内は黒カビが散見される。換気機能が弱いようだ。

部屋の中でも路面電車の音がかなり聞こえてくるので、神経質な人は嫌うかも知れない。
私はこれも風情と楽しんでいたが。

四国旅行 (2) 高知城

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朝食はホテルの500円朝食。
100円からあるが、500円のはサンドウィッチをその場で作ってくれる。
チェックアウトを済ませて、荷物だけは少し預かっていてもらう。

高知城である。
昨夜のうちに周辺の下見は済ませてあるので、サクサクと。


ライト鉄オタ的需要のため、南風3号で中村へ。普通列車に乗り換えて宿毛へ。
乗ること自体が目的なので宿毛滞在時間は30分強。これで土佐くろしお鉄道は完乗。
トイレを済ませて駅の周囲を見たら、あとは売店でゆず飲料買って飲む程度。ところがゆず飲料は高知県東部の馬路村のもので、宿毛は高知県でも西側の端っこ近く。
高知県は東西に長いので、東京でいえば浅草名物を高尾でといったところ。

普通列車で中村へ、南風24号で窪川へ。
窪川まで鈍行でも次の乗り継ぎには間に合うが、荷物があるので特急の方が楽だし、また窪川で食事の時間をとりたかった。
16時前と、昼食にはいささか遅すぎる時間だが、駅前の末広食堂に。
四万十ポーク丼を食べる。レタスの上にトマトと豚肉。なかなかうまい。

窪川からは予土線で宇和島へ。
もう少し早い時間なら、四万十川の景色がきれいに見えただろう。
が、もう1本前の予土線に乗るためには、高知駅を9:53に出発しなくてはならなかった。
高知城は9時からしか入れないので、いくら何でも無理というもの。


今夜の宿は宇和島ターミナルホテル
フロントのお姉さんがめちゃくちゃ美人。
フロントのお姉さんがめちゃくちゃ美人。
いやマジで。

宇和島駅は、駅前はあまり便利が良くなくて、特に夜はコンビニも遠い。
ホテルの宿泊客向けの無料レンタサイクルが重宝する。が、変速機がないママチャリである。

ビジネスホテルのユニットバスはお湯と水の吐出量を自分で調整して温度調整するものが多いが、ここは湯温調整のつまみを回すタイプ。
一度止めてもう一度出す時など、このタイプはとても楽。

夕食は「とみや」が気になっていたが休みのようで、ラーメン屋で済ませてしまった。
ついでに宇和島城の周囲を自転車でぐるっと一回り。

四国旅行 (1) 丸亀城

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四国旅行は6年前にも計画したのだが、諸事情で中止していた。
四国には全国12城ある現存天守のうち4城があり、それらを含む日本100名城認定城が9城ある。
高松城には2010年8月に訪問済みなので、今回は残り8城と、ライト鉄オタ的に JR 四国の完乗を目指す。
という目的を絞り込みすぎた変な旅行。


岡山スタート。
朝食はホテルの朝食ブッフェ。これがなかなか良い。

事前にバースデイきっぷを購入してあるので、児島までのきっぷを買って入場。児島からは JR 四国なのでバースデイきっぷで乗れる。

まず瀬戸大橋線だが、宇多津駅の手前で東西に分岐し、デルタ線になっている。東への分岐 (坂出方面への短絡線) は宇多津駅の構内ということになってはいるのだが。
高松城訪問の際、快速マリンライナーを利用したので、短絡線は通っている。
というわけで今回は宇多津駅を通る特急で丸亀へ1
朝から丸亀城というわけだ。


丸亀には、駅前駐輪場で観光協会のレンタサイクルがある。
松江で電動アシストの味を知ってしまった私は、ここでもついつい電動アシスト車を選んでしまうのだった。

丸亀城の周囲は平地なのだが、丸亀城は平山城で、山城ほどではないが比高がある。
「見返り坂」といわれる急な坂道では高校の部活動と思われる少年たちが坂を駆け上がる練習をしている。
こちらも坂を上っていくのだが、みるみる息が上がり、コートなど着ていられなくなった。
以前は冬期休業だったのが頷ける。雪が積もればこの坂は超上級者向けスキーコースだ。

高い石垣に反して天守は小ぶり。福井県の丸岡城を思い出すようなサイズだが、さらに小さいのか。

自転車で堀の外側を一周してから駅に戻り、自転車を返却。

小腹が空いてきたし、乗る予定の列車まで少し時間があったのでウィリーウィンキーに。
何これうまい。


普通列車で宇多津に移動し、うずしお11号で徳島へ。

乗車予定の特急まで1時間ちょっとあるが、徳島城を見るには時間的余裕が心許ない。徳島には今回の四国旅行中あと2回来る予定なので、徳島城は先送りしておく。

とくしまバーガーを食べてみようとクレメントプラザイルローザへ。
「すだち牛と阿波ポークの ET バーガー」なるものを注文。味はまあ普通かな? あまり特徴がない。
付け合わせに鳴門金時のポテトチップスみたいなのがついていて、これがついつい食べ進んでしまう感じ。


むろと3号で牟岐へ。
驚いたのが、この列車は特急なのに指定席がないこと。
まあガラガラだし、指定席があっても指定席として確保されている席数が少なく、指定席より自由席の方が空いているのが四国の特急という印象。

牟岐でも30分強空くので、ポルト牟岐のポケットで「いかカツバーガー」を食べる。
ゲソが入ったじゃこカツみたいな感じで、食感はエビカツにやや似ている。
特徴があるという意味では、とくしまバーガーよりいい。


普通列車で海部へ。ここで阿佐海岸鉄道に乗り換える。
切符を買うのかなと思って下まで降りてみたが売り場はなく、運賃は降車時支払いだった。
阿佐海岸鉄道で甲浦へ。

甲浦からは室戸岬経由のバスで奈半利へ。
甲浦駅では階段を降りて駅舎っぽいものを挟んだ裏側にバス停がある、初見殺しな配置。
このバスは安芸まで行くが、バースデイきっぷで土佐くろしお鉄道に乗れるので奈半利駅で降りる。
朝も早かったので眠くなり船をこいでいると、運転士さん「奈半利の手前で起こしますから、寝ちゃってていいですよ」と。ありがたや。

土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線で後免へ、さらに乗り換えて高知へ。


今夜の宿はホテルタウン駅前
高知駅からは確かに近いのだが、歩道橋を通らないと大幅に遠回りになる。キャリーバッグを持ち上げるのがいやなので、場所的には少し失敗したかも。
広さは、まあ料金並。


夕食がてら高知城の下見に。
路面電車は好きな方だが、高知駅から城という短距離なのに乗り換えが必要というのはあまりうれしくない。
JR の駅が後にできたということかな。



  1. このデルタ線はあと宇多津~坂出の予讃線を通ればコンプリート。 ↩︎